資格を取った後に薬剤師求人に応募して製薬会社の治験で働いた話

薬剤師の私が選んだ「治験」の仕事

薬剤師の私が選んだ「治験」の仕事収入は高額、でも忙しくて使う時間がありません(><)治験の仕事は体力よりも精神的にキツイ仕事です

数年かけて頑張った末、何とか薬剤師の資格を取得できたので、資格を生かせる仕事に就こうと思いました。
探してみるとドラッグストアや薬局、治験と色々な求人情報が出ていたため、治験を行う製薬会社へ応募しました。
面接に行くと、面接官は私が資格取得直後だと知ると、少し不安そうな顔をしていました。
失敗したと見たので他の仕事を探そうとした時、電話が来たので出てみると、採用しますとのことでした。
精一杯頑張りますと応じて、明日から頑張ろうと思いました。
翌朝、企業の薬品工場へ行くと、受付の人がいて私が所属することになる部署へ案内してくれました。
その部署には3人いて、私が自己紹介するとそれぞれ名乗ってくれました。
今やっているのは喉の薬の開発で、咳を抑えて喉の調子をよくする薬を作っていると同僚が教えてくれました。
薬の調合方法はベテラン薬剤師が一から教えてくれたので、ゆっくりと学ぶことができました。
作製している薬の期間にまだ余裕があるので、私達は少しずつ時間をかけて薬の成分を作っていきました。
実験についてはアルバイトの人がしてくれるというので、その現場を見せてもらいました。
専門の部屋に数人いて、作られた薬を飲み、その効果を調べているみたいでした。
彼らのためにも副作用がない薬を作りたいと思いました。

治験コーディネーターの求人を探した経緯と薬剤師からの転職の決断

私が転職を決意したのは病院で働いていて憧れの仕事ができたからです。
もともと病院で働きたいという気持ちがあって薬剤師になることを決めました。
小さい頃から身体が弱くて入院することが多く、そこで医療スタッフに親切にしてもらった記憶が強かったからです。
薬を飲むと楽になるというのがどうしても印象が大きかったという面があり、より良い形で多くの人に薬を使ってもらえるように仕事をしたいと考えていました。
病院で働くのを決めたのは患者の側で力になれるからという側面があるからです。
しかし、その現場で働いていてより自分が活躍できる仕事があることを発見しました。

たまたま上司に言われてある新薬の治験のスタッフとして携わることになったのがきっかけです。
定められたプロトコルに従って服薬指導と服薬管理を行うのが主な仕事でしたが、その取りまとめをしている人の姿が印象的でした。
このような仕事もあるのかと思って上司に話を聞いてみたところ、治験コーディネーターという仕事があるのを知ったのです。
新しい薬を世の中に打ち出すための手筈を整える仕事となると興味があります。
コミュニケーション能力も自分で自信があったので、この仕事の方がより世の中の役に立てるのではないかと考えて転職を決意しました。

治験コーディネーターの求人はあまり数がありませんでした。
ただ、全く無いわけではなかったので順次応募していけばいつかは採用してくれるだろうと思って早速応募を開始することにしました。
治験会社の求人にトータルで三つ応募したところ、ようやく採用してもらうことができました。
病院で引き継ぎをして退職するのに時間はかかりましたが、転職活動を始めてから七ヶ月経って新しい職場で働けるようになったのが私のケースです。

たった三つしか応募していないのに七ヶ月という期間が必要だったのには理由があります。
一つは病院で仕事をしながら転職活動をしたのであまり時間が割けなかったのが原因です。
病院薬剤師として働いていると平日はほとんど時間を取ることができなかったので、休日限定で転職活動をしました。
家族との時間も過ごしたかったので実質的には週に一日程度しか転職に向けて準備をするのに時間を割くことができなかったのが事実です。
先に辞めてしまってから転職活動をすればよかったのですが、薬剤師として病院で働くのも転職に成功したらこれきりだと考えると簡単に辞めたくはありませんでした。
そのモチベーションがあったからこそ仕事を続けながら転職活動もできたのだと実感しています。

もう一つの理由として上げられるのが勉強の必要性が高かったからです。
どの会社に応募するかと考えたときに、それぞれの会社が専門性を持っていることがわかりました。
そのため、どのような会社なのかをよく研究して、その分野に応じて周辺領域をよく勉強する必要があると感じたのです。
一社目を受けたときにはその準備を全くしていなかったので、面接のときに答えに窮してしまうことが多々ありました。
一応病院で働いていて、治験にも関わったことがあるという経歴があるのでそれで採用してもらえるのではないかという浅はかな考えがあったのが間違いだったのでしょう。
面接での失敗の経験から勉強が必要とわかったのです。
二社目の求人に応募するまでには二ヶ月かかりましたが、この間は必死に業務内容や医師側の新薬開発に対する考え方などを学ぶのに費やしていました。
最終的にはがん領域を主な分野としている会社に採用してもらうことができていますが、がん治療には携わったことがなかったので一から勉強せざるをませんでした。
しかし、その努力の成果があって合格できたのだと考えています。